街灯

 

浮かぶ

一つの星

小さな僕だけの星

朝と夜の間

行ったり来たりして

繰り返す

 

火を灯して

明かりを消して

また光らせて

それが僕のお仕事

 

浮かぶ

一つの星

小さな僕だけがいる

朝と夜の間

行ったり来たりして

繰り返す

 

「誰のために光らせるの?」

誰のためにとかではないよ。

「自分のために繰り返すの?」

なんかそれも違う気がするなあ。

多分

「いつかの君が暗くて迷わないように」

 

火を灯して

明かりを消して

また光らせて

それが僕のお仕事

 

繰り返す