story writer
 
本を閉じて空を見上げ
物憂げそうな顔しているのはどうして
絵本の中にあったような
不思議な出来事がこの世界には
ないから
 
代わり映えしない
日常に嫌気がさしてるんだ
 
本当にそうかい?
 
僕らを照らすあの光も
幸せだったはずの毎日も
あの日の自分とした約束も
みんな少しずつ消えていくんだ
All right 問題ない
何も怖くなんてないさ
 
本を閉じて海を眺め
退屈そうな顔をしているのはどうして
小説の中にあったような
魔法や呪文がこの世界には
ないから
 
「事実は小説よりも奇なり」
なんて嘘なんだ
 
本当にそうかい?
 
願いが叶う花があっても
天を貫く巨塔があっても
機械仕掛けの心臓があっても
君の話は君にしか書けない
story writer
描け
ハッピーエンドじゃなくてもいいんだ
 
奇をてらったような言葉で
塗り固めたられたものに
どれほどの価値があるだろう
心が滲んで溶けた
飾らぬあなたの言葉は美しい
 
君を照らすものはなんだろう
僕を照らすものはなんだろう
やりたかったことなんだろう
あの歌の続きを歌おう
 
願いが叶う花がなくても
天を貫く巨塔がなくても
機械仕掛けの心臓がなくても
君の話が聞きたいんだ
 
僕らを照らすあの光も
幸せだったはずの毎日も
あの日の君とした約束も
手を伸ばしてほら
届かなくても
all right
いつかきっと何かを変えられる
何もないような世界で
君と僕がいる世界で